2013年9月16日月曜日

【書評】戦略と実行

■所感
いくら論理的に正しい戦略を打ち立ててもうまくいかない。

それは、戦略を実行する現場は一人ひとり異なる価値観、希望、思いを持った人間の集まりだから。人は論理だけでは動かない。

だから、実行に移すためには、なぜそれをするのか?何をするのか?を共有するコミュニケーションが大切になる。

このコミュニケーションも一筋縄ではいかない。部下と一回話しただけで安心していた自分の認識は甘かった。

相手に関心を持って、価値観、希望、思いを聴いて、その上で共感してもらう。この信頼関係がなければ、戦略は実行されないことを失敗を通じて理解した。

■今日の赤ペンチェック
・合理的であるとは、人間的、情緒的なものを無視してよいということではなく、人間というものをよく知った上で理にかなっていること

・「戦略」とは「将来に向けた仮説」

・世の中の50%の人に嫌われていなかったら、差別化の取り組みが甘いのだ
(パタゴニア創業者 イヴォン・シュイナード)

・戦略実行の過程で、新たな発見や仮説の間違いがあれば、それを取り入れ、修正していかなくてはなりません

・どんな方向に決まっても実行は全力で行われなくてはなりません。そうでなくては、失敗に終わったとき、戦略が悪かったのか、実行が甘かったのかわからないからです。

・意味が「伝わる」ためには、「伝わる」ように「伝え」なければなりません。そのためには、相手の立場、気持ち、価値観をまず「聞く」ことが必要なのです。

・コミュニケーションが上手くいかないときに、絶対に人のせいにしない
(任天堂  岩田社長)

■明日から具体的にやること
・人を動かすを読む

■総評
★★★☆☆

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