2013年9月15日日曜日

【テレビ評】中畑さん

北の国から  第19話

飲み屋で五郎の不幸話を自分のことのように話していた中畑さんについて、妻と私とで解釈が分かれました。

不幸話を涙を流しながら話していたという中畑さんの行動は、他人に同情して欲しいから出てきた行動であり許せないと思ったのですが...

自分の見方が間違っているかもしれないと思い始めました。

中畑さんは、五郎の境遇を可哀想だと思っていた。ただ、その気持ちは五郎本人も含め身近な人に話すべきものではない。それが、他人である飲み屋のママなら大丈夫だろうと思い、その押さえきれない気持ちを吐露した。

では、なぜ「俺の知り合いでこういう不幸な奴がいてさ」という伝え方ではなく、中畑さんは自分のことのように話したのか。これがよく分からない。

中畑さんは他人の不幸を同情するいい奴と自分が思われることを望んだわけではない。あるいは「その不幸な奴ってもしかしてあなたの友達のこと?」とバレる可能性を考えたのかもしれない。

五郎はこれに対してどう思ったんだろう。

自分のことを可哀想だと思ってくれていた友人の優しい気持ちに嬉しかったのだろうか。それとも友人がそんな風に自分を思っていたことが分かって悲しかったのだろうか。

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